2013年12月25日

おばあちゃんが、バスに頭を下げる理由

お産以来の入院(苦笑)。


昨日そんなことを
ちょろっと書きましたが


元気だけが取り柄の
飲んだくれ人間が


『入院』

などという慣れない経験をすると
どうなるのか?


そんなことを
ちょっぴり話してみたいと思います。





もともとは、高熱を伴った
単なる扁桃炎だったんですね。


ただ、扁桃腺が腫れてるから
飲食するのがめっちゃ辛くなって


唾液を飲み込むことさえしんどくなり・・・。


高熱は続いたまま
ほとんど飲み食いできない状態が続いたんです。


でもでも数日間は
「薬を飲んでればよくなりますよ」


そういうお医者さんの話を信じて
我慢をしていたんですね。


そんな時、様子をみに来てくれた妹が


「いや〜、こりゃ病院行かなきゃダメでしょ!!」


と、救急外来に連れて行ってくれたんです。


その時の私は確かに

ふらふらと立ち上がるのもやっとで
声もようやく出るか出ないかの状態で

めっちゃめちゃやせ細っていたんですね。


ところが、病院の先生にみてもらうと
そんなに大したことはないから
明日耳鼻科を受診して、とのこと。


そうなのか〜。
私、自分でつらいと思い込んでいただけで
そんなに大したことはないんだ〜。


「自意識過剰じゃ〜ん、わたし」

意識が朦朧とする中で
そうつぶやいた私に妹が

「いやいや!!ありえない!絶対そんなはずない!!」


と怒り出して、別の救急外来に連れて行ってくれたんです。



すると。


「こんなになるまで、よく我慢してましたね!
 極度の脱水状態ですよ!!もうカラッカラですよ!!」


お医者さんがそう言って、慌てて点滴をしてくれたんです。
それから、血液検査やらインフルエンザの検査やら
それはそれは丁寧に診てくれて・・・。


最初の病院では、痛み止めを出されて終わりだっただけに
もうこの人は、神様なんじゃないか!って思いました。


「先生、ありがとうございます〜。」


ふらふらしながら、声にならない声でしたけど
どうしても伝えたくて伝えたくて・・・。



するとそのあと妹が苦笑いしながら
こう言いました。

「お姉ちゃん、気持ちはわかるけどさ。
 あんまりにもしつこくありがとうって言ってて
 どっかのおばあちゃんみたいだったよ〜」


確かに!


最初の病院では、ああ言われて納得しようとしたものの
あの辛さを、またもう一晩耐え続けなければならないのかと
思っていたんです。

だから、二番目の病院の先生の対応が
あまりにありがたくてありがたくて
気づけば、呪文のように
「ありがとうございます」と
言っていたんですね。


妹の、苦笑いしながら話すことを聞いて
だからかって思い出したことがありました。


以前、バスを降りた後に
去っていくバスに向かって
頭を下げながらお礼を言っていたおばあちゃんを
見たことがあるんです。

バス代ちゃんと払ってるのに
あんなに感謝してるなんてすごいな〜。
そんなことを思った記憶がよみがえり・・。


それ以外にも
もういいんじゃない!?ってくらい
病院の先生や、お店の店員さんやらに
深々とお辞儀をしているご老人のことを
思い出して・・・。



おばあちゃん達は、自分なんかより
長い長い年月生きてきて。

自分なんかよりずっとたくさんの
苦労や失敗や経験をしてきているわけで。


しんどいことや、悲しいことや、泣きたいことが
いっぱいいっぱいあったから


人に何かをしてもらった時に
感謝の気持ちが、してもらったこと以上に
何倍にも何倍にも感じられるんだろうな〜。

だから、見えなくなるまで頭を下げたり
お釈迦様や仏様のように
拝んでしまったりするんだろうな〜。


私も、たった数日間うなされて
たった1つの病院で無下に扱われたってだけで


病院の先生の行いすべてが
本当にありがたくてありがたくてって
心から感じたもんな〜。


「ありがとう」とか
「感謝」って


そんな辛いことや悲しいことを
経験したからこそ
心から実感できることも
あるんだな〜。


おばあちゃん達の「ありがとう」には
おばあちゃん達の「苦労」が
つまっているんだな。


そんな風に思いました。



●。。。●。。。●。。。●。。。●

「苦労」の数だけ

「ありがとう」も大きくなる

●。。。●。。。●。。。●。。。●




本当にしんどい時、悲しい時や辛い時。
その瞬間には、感謝の気持ちは感じられにくいけど。


そんな経験をしていく人生って
そんな経験をしていくほど

あとで、ちゃ〜んと
大きな「ありがとう」に出逢えるように
なってるんじゃないかな〜・・・。



『入院修行記その@』

「おばあちゃんが、バスに頭を下げる理由」の巻でした!
posted by dainoji at 16:09| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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