2013年12月26日

女子高生は、飛行機に乗れたか?



『入院修行記A』

こりずに、良かったら
続きをのぞいて見てください〜♪




その後救急外来で
すぐさま点滴を受けることになった私。


カーテンで仕切られたベッドで
一滴一滴落ちてくる点滴を見ていると


次から次へと
患者さんがやってきて
お医者さんや看護士さんとのやりとりが
聞こえてくるんですね。


ぱっくりおでこを切ってしまった男の子。

原因不明の腹痛を訴える女性。

インフルエンザの熱にうなされる人・・・。



そんな中、なんだかとっても
深刻な声が聞こえてきたんです。


「えーーー!?明日行けないの???」


泣きそうな若い女性の声が
処置室中に響いてきました。


カーテン越しに勝手に聞いた話によると
(ごめんなさいね、盗み聞き(苦笑))


何でも女性は高校生で
明日九州への修学旅行があるとのこと。


にも関わらずなんと!


彼女は今日転んで、足を打撲してしまったんです!!


何が何でも修学旅行には行きたいという女子高生。

そのそばで、やんわりと止めようとする看護士さん達。


女子高生は、松葉づえを借りて
旅行に参加すると言い張るのですが

飛行機の中にしろ、移動中のバスの中にしろ
足を下しているために
どんどん腫れてしまうのだそうで・・・。

観光をするにしても
必ず誰かの手を借りなければならなくなり
たくさんの人に迷惑をかけるだろうことは
目に見えているという話なんですね〜。


うーーーーーん。


高校のトップイベントである修学旅行。
確かにどうしても行きたいという気持ちも
わかるよね〜。


でもでも。

全ての行程で、たくさんの人を巻き込んでいるシーンも
目に浮かぶよね〜。


付き添いに来ていたお父さんは
娘の気持ちを尊重してあげたいようで

「明日の朝の状態を見て考えよう。」


そう声をかけてあげたことで
女子高生も少しは落ち着いたようです。


慣れない松葉づえに苦戦しながら帰る
女子高生の背中に

「行かない方がいいと思うよ」

ぽつりと向けられた
看護士さんのアドバイス。


これまでいろんな患者さんをみてきたからこその
意味ある深い言葉だったんだろうな。


あの時の女子高生は
その後修学旅行に果たして行ったのかどうか?


真相はわかりませんが
自分がもうろうとしながら
うなされていても

そのカーテンの先には
たくさんの人が
たくさんの場面を
乗り越えようとしている。




自分一人が辛い気になっていたけど
外来に次々とやってくる
患者さんと先生のやりとりを聞いているうちに


色んな思いが
ぐるぐると頭の中を
めぐっていました。



●。。。●。。。●。。。●


何かに悩んだり
壁にぶつかったり
した時は

ココロのカーテンを
開けてみよう

おんなじように悩んだり
おんなじようにぶつかったり

している人が
きっといる

それがきっと
人間だから


●。。。●。。。●。。。●




やっと点滴を入れてもらって
それでも苦しくてうなされていた時。


1枚のカーテンの向こうには
もっとしんどい人や
もっと苦しい思いをしている人がいて・・・。


女子高生の打撲。

出来れば代わってあげたかった。

私は別に、こうやって寝込んでるわけだし
大切な予定といえば

楽しみにしていた忘年会くらいだしね(苦笑)


救急外来で
たまたま一緒になった人たちに出逢って
これから私は、こんなことを思うかもしれないな〜。

自分が何かに苦しんだり
壁にぶつかったりしして
悩んだ時に


自分だけじゃないって。


私以上に
今この瞬間にきっと
頑張っている人がいるってことを・・・。


なんかちょっと
かっこつけたね(苦笑)
ただの、飲んだくれのくせに〜。


『入院修行記A』
〜女子高生は、飛行機に乗れたか?の巻〜

でした。


posted by dainoji at 17:25| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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