2014年04月22日

奇跡の一本松の奇跡。



小さな波さえ
立たないくらい静かで。


キラキラと透き通る青が
空と一体化しているほど
美しくて。

三陸リアス式海岸の海は
3年前の津波被害を
起こした海とは

到底思えないほどでした。


先日、取材で
被災地を訪れました。



震災後、一度も足を運ぶことが出来ず
やっとの思いで訪れたその場所は・・・。


ほんとうに、ほんとうに
何も、なんにも
なくなっていました。


市街地が津波で壊滅してしまった
陸前高田市。


今はがれきの山は撤去され
砂の更地が果てしなく続いています。



陸前高田市に入る前にも
海岸沿いの小さな漁村を
たくさん通ってきたのですが。



同じように何にもなくなって
更地がどこまでも続いて。


何もないのにでも・・・。



高台には真新しいお墓だけが
いくつもいくつも
美しい海を見下ろしていました。



胸をわし掴みにされたようでした。



陸前高田市では
奇跡の一本松を
是非自分の目で見たかった。


震災前は7万本の松が海岸沿いに並ぶ
景勝地だったと言います。


でも津波ですべてが流され
奇跡的に一本だけ残された松。


現在は、塩害で腐ってしまい
たくさんの人の援助があって
モニュメントとして残されています。



更地の中の駐車場に車を止め
奇跡の一本松までの道を歩くと。


何人かの旅行者らしき人に
会いました。



きっとみんな色んな思いを持って
ここに来たんだな。




そして、ついに松が目に入った時。


DSC_0387.JPG


涙があふれ出てきて
そして

ずっとずっと
涙が止まりませんでした。


DSC_0384.JPG


よく、こうしてよく
残ってくれたと・・・。


本当に奇跡だと思いました。


一本松の前には、記念碑があって
そこには



全国や海外からの皆様の支援のおかげで
こうして松の木を残すことができました。


そう、心からの感謝の思いが
つづられていました。



被災して、大変な思いを
たくさんたくさんされてきたのに


被災地にはこうして
全国のみなさんへの感謝の思いが書かれた
旗や看板などが


いたるところに掲げられていて。



自分たちの苦労より
今では感謝の思いを
こんなにも発信している
東北の人たちは



なんてなんて
優しくて


そして
強い人たちなんだろう。




それがまさに
この一本松に象徴されていると


私は思いました。


これこそ、東北の人たち
そのものなのだと。




自分にできることを
また真剣に考えます。





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posted by dainoji at 11:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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